アマゾンで出版できちゃうって本当なの?
アマゾンでの出版について
本を出版するなんて、そう簡単なことではないというイメージはあるかもしれません。
一昔前ならそう考えるのも当たり前でしたが、最近ではネット小説が普通に流行っています。
ネット小説の恋愛ものが映画化されたりもしてヒットしたなんていうことでも話題となっています。
小説家や作家さんでなければ本を出せないという時代ではなくなってきていて、誰もが本を出版することができる環境が整ってきています。
今では、無料で簡単に自分の本を出版することができるサービスが多く提供されています。
アマゾンでも、出版サービスを提供していることをご存知でしょうか?
アマゾンといえばキンドル
まさに電子書籍のパイオニアと言ってもいいほど充実したサービスを展開しています。
そんなアマゾンから、誰でも簡単に自分オリジナルの作品を出版させてくれるサービスがあるのです。
ここからは、そのアマゾンでの出版についての解説をしていきますので、興味がある方は是非参考にしてみてくださいね。
【目次】
- アマゾンでの出版に関する概要
- アマゾンが出版サービスを提供している電子書籍(Kindle本)の概要について
- アマゾンのKindleダイレクト・パブリッシングに関する詳細情報
- Kindleダイレクト・パブリッシングで出版する際の簡単な流れについて
- Kindleダイレクト・パブリッシングでの出版後の収入について
- Kindleダイレクト・パブリッシングでの人気のカテゴリー
- KDP(Kindleダイレクト・パブリッシング)セレクトとは?
- アマゾンで出版のまとめ
アマゾンでの出版に関する概要
アマゾンでの出版についての基礎知識
「アマゾン=ネット通販」というのが定番のイメージですが、実はアマゾンでは書籍の出版に関するサービスも提供しています。
全くの一個人でも書籍を出版することが可能ですし、しかも、出版に関する費用は無料です。
その上、書籍が売れた場合には収入まで得ることができます。
以前は電子書籍の一種であるKindle本にしか対応していませんでしたが、現在ではプリント本の出版にも対応しています。
無料で書籍を出版できるというのは大きな魅力ですので、個人等での出版をお考えの方は、ご検討いただければと思います。
アマゾンが出版サービスを提供している電子書籍(Kindle本)の概要について
Kindle(きんどる)とは、アマゾンが販売している電子書籍リーダーのことです。
ちなみに電子書籍リーダーとは、電子書籍を読むための機械のことです。
そして、Kindleで読める種類の電子書籍のことをKindle本(あるいはKindle版)と呼んでいます。
電子書籍にはいろいろな種類があり、Kindle本はそのひとつなのです。
また、アマゾンにはKindle本を集めたストアがあり、Kindleストアと呼ばれています(Kindle本以外に、Kindle用のアクセサリなども販売しています)。
このようにKindleはアマゾンと密接な関係にあるため、Kindleで読むことのできるKindle本の出版サービスを、アマゾンが提供しているというわけです。
アマゾンが提供している出版サービスは、Kindleダイレクト・パブリッシングという名前です。
現在ではプリント本(いわゆる紙の書籍)にも対応しています。
Kindleダイレクト・パブリッシングの詳細に関しましては、次項でご紹介していきます。
アマゾンのKindleダイレクト・パブリッシングに関する詳細情報
Kindleダイレクト・パブリッシングでの出版に必要なものとは
Kindleダイレクト・パブリッシングで出版するために必要なものは、以下の通りです。
・アマゾンのアカウント
(Kindleダイレクト・パブリッシングにサインインする際に必要となります)
・出版したい原稿と表紙
(Kindleダイレクト・パブリッシングのコンテンツガイドラインと品質ガイドラインに準拠している必要があります)
・専用のツール等
(Kindleダイレクト・パブリッシングのページで入手できます)
・ブラウザ
(念のため、最新バージョンにしておきましょう)
Kindleダイレクト・パブリッシングで出版する際の簡単な流れについて
1.準備が整ったら、Kindleダイレクト・パブリッシングにサインインします。
(準備の具体的な内容に関しましては、公式ページにて、ご確認ください)。
2. 「本棚」から「新しい本を作成」セクションに進みます。
3.出版したい書籍の種類に応じて、「+Kindle本」または「+プリント本」をクリックします。
4.タイトル、判型、価格設定などの必要情報を入力します。
5.「Kindle本を出版」または「プリント本を出版」をクリックします。
(クリック後、購入可能になるまで最大で72時間かかります)。
なお、プリント本の場合、オンデマンド印刷となっていますので、初版等はなく、注文が入る都度、印刷されることになっています。
Kindleダイレクト・パブリッシングでの出版後の収入について
書籍で生じた利益に対する出版後の著者の取り分のことをロイヤリティと言います(いわゆる印税のことです)。
Kindleダイレクト・パブリッシングでは、ロイヤリティの割合を出版する際に自分で選択することができます。Kindle本の場合、最大で売り上げの70%、プリント本の場合、最大で希望小売価格の60%となっています(プリント本の場合、さらに印刷費が差し引かれます)。
ただし、この最大値を選択するには、いくつかの要件があります。
また、Kindle本で70%を選択した場合には、配信コストも作者側の負担となります。
最大値を選択しない場合のロイヤリティは35%です。
なお、ロイヤリティの割合に関しましては上記の通りですが、さらに税金等がかかりますので、ご注意ください。
その他、いろいろと細かい点もありますので、出版をお考えの際には、必ずアマゾンの公式ページにて最新情報をご確認いただくよう、お願いいたします。
ロイヤリティの支払い方法には、直接振り込み(EFT。電子資金振替とも言います)と小切手の2種類があります。
ただし、2017年末までに小切手は段階的に廃止となり、直接振り込みだけになる予定です。
Kindleダイレクト・パブリッシングでの人気のカテゴリー
Kindleダイレクト・パブリッシングでは、誰でも簡単に本を出版することができますが、どんなカテゴリーがあるのでしょうか。
ここでは、人気のカテゴリーを紹介します。
小説、文芸
ノンフィクション
ロマンス
ミステリー、サスペンス
SF、ホラー、ファンタジー
一般的な書籍だけでなく
コミック、ラノベ、BL
ビジネス、経済
学習教材、教科書
絵本、児童書
ありとあらゆるジャンルの書籍を出版できることがわかりますね。
極端なことを言えば、何も考えずに本を出版することだけに集中できるという環境がここにはあると言えますね。
本を出版したいという夢を実現するには、かなりハードルが低くなってきています。
そして、その本をたくさんの方に読んでもらえるということも実現してくれるのがアマゾンなのです。
それが、KDPセレクトという仕組みです。
KDP(Kindleダイレクト・パブリッシング)セレクトとは?
KDPセレクトとは一体なに?
アマゾンで本を出版すると、任意で登録できるプログラムで、より多くの読者を獲得でき、収益を増やすためのサポートをしてくれるサービスです。
本をキンドルストアでの独占販売にすることで、Kindle UnlimitedやKindle オーナー ライブラリーに追加され、多くの方に自分の本を知ってもらえるきっかけにもなります。
Kindle UnlimitedやKindle オーナー ライブラリーから自分の本を読んでもらえれば、KDPセレクトグローバル基金から分配金がもらえます。
さらに、本の売上を増やすために、キャンペーンツールが用意されています。
例えば、本の無料キャンペーンとして期間限定で読者に無料で本を読んでもらったり、期間限定のキャンペーン割引なども行えます。
ただ本を出版するだけにとどまらず、沢山の人に読んでもらい、なおかつ収益に結びつけるためのサービスとなっています。
無料で参加できますので、気軽に参加してみてください。